コンテキストを制限しない

↓GPT でチャットボット作って質問できる系アプリ

これらが、あまり盛り上がってない。めっちゃ便利という話を聞いたことがないです。

一方で、ChatGPT に自然言語処理について教えてもらったりするのはかなり有用でした。 → ChatGPT の体験では、コンテキストを限定してない。何を聞いてもいい設計になっている。(ただ ChatGPT はでたらめもたくさん言うが、そんなもんでしょという感じでハードルは低い)

ChatGPT とは違って、上記のようなチャットボットは、あるコンテキストに限定した体験になっています。ではなぜコンテキストを限定した質問体験は良くないのでしょうか?

それは、質問の会話の中でコンテキストの範囲が変化するからです。 例えば、会社の先輩に質問をするとしましょう。

Q. このエラーってなんですかね?
A. テストの after(:suite) で起きてるね
Q. after(:suite) ってなんですか?
A. 〇〇だよ〜
Q. なるほどです!どうやったら直りますかね?
A. 実はうちの開発環境では〇〇というフローがあってそれを飛ばしてるみたいだね
Q. ありがとうございます!

この会話の中では、コンテキストが、ライブラリ => プロダクト独自の問題に変化してます。こういったコンテキストの行き来が頻繁に起きているはずです。ChatGPT では、膨大な量の知識があるので、このコンテキストの行き来に耐えられます。

一応、上記のアプリでも ChatGPT をベースとしているので、問題なく答えられるのですが、アプリケーションのデザインとして、あるコンテキスト(PDF や Web ページ)に限定されているような体験になっています。

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